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わたづくりについて

伝統的な製法で作る
純粋なコットン

テイメンは昔ながらの製法にこだわりながら、純粋なコットンを作り出しています。 大切なのは、昔の人が行ってきたことを守り、手間暇を惜しまずに丁寧に作り上げることです。 製造現場では、経験豊富な職人の技術と判断により、各工程で綿の感触を確認し、品質を安定させています。
私たちのコットン(脱脂綿)は、しっとりふんわりやわらかく、優れた吸収性を持っています。 その特徴は、昔ながらの機械と人の手と目によって支えられており、綿本来の温もりと懐かしさを感じることができます。 また、オーガニック栽培された綿花を取り入れ、使用する薬品をなるべく安全なものに、将来的には使わなくてよい方法を考えています。

しっとりふっくらした仕上がり
後晒(あとざら)し方式

精練漂白の過程において、一般的に製造効率が良い「先晒し」という、綿を精練漂白してからシート状にする方法が使われます。 先に精練漂白すると繊維に油分が無くなり、シート状にするときに静電気が発生し、繊維の絡みが悪くケバケバになるため、 ウォータージェットで表面を整える必要があります。その結果、繊維に負荷がかかり、ダマができたり、かたくなったりで綿本来の特性が損なわれます。
一方、テイメンでは、昔ながらの「後晒し」という方法を使用しています。 この「後晒し」方式では、油分を残した綿をシート状にしてから精練漂白するので、綿にかかるストレスが少なく、繊維同士がしっかりと絡み合います。 そのため毛羽立ちが抑えられ、綿本来の吸収性とバルキー性が保たれ、しっとり、ふんわりとやわらかな質感が得られます。 古い機械を使い「後晒し」方式で、ゆっくりと紡ぎだすコットンは、綿そのもののような高い吸収性とやさしい肌触りを持つことができます。

商品開発への想い

商品開発で大切にしていることは「暮らしの中で使われるものを丁寧につくる」ということです。

天然綿花の
素材のやさしさを引き出す

自然の植物から作られる綿花の魅力を最大限に活かし、天然由来のもの以外はできるだけ使わず、 最小限の加工にとどめ、綿本来の優れた特性を引き出しています。

伝統的な機械と
人の手による温かさを大切に

産業遺産にも認定された長年変わらない歴史ある機械が生み出す安定感と製品の品質を大切にして、 手間を惜しまず、一つひとつの工程を手作業で丁寧に行っています。

地球環境と
人の暮らしを豊かに

製品の原材料である綿花は、環境に優しく再利用も可能な天然繊維です。 また、工場では下水道を使用せず、自社の廃水処理施設にてきれいな水に戻し河川に流しています。

工場案内

原料は天然の綿花100%。特徴の違う数種類の綿花の組み合わせと機械の調整だけで、
ふっくらしたものからうすいもの、やわらかいものからこしのあるもの、そして機能性のあるものまで、さまざまなコットン製品を作りだします。

綿花

綿(原綿)

世界各国から厳選された綿花を輸入します。綿花は天然繊維ですので、産地や気候、品種により様々な特徴を持っています。

混打綿工程

綿(開綿)

用途に合わせて数種類の綿花を調合し、圧搾されている綿花をほぐしながら、混在物(種子、葉、茎等の天然異物)や塵埃などを除去します。

すき綿工程

綿(シート)

カード機(梳綿機)の表面にびっしりと巻いてあるトゲ状の針の作用によって綿をすきほぐし、繊維をそろえ、薄いシート状にします。また、短繊維や混在物を除去します。

巻取工程

綿(生綿)

薄いシート状の綿を、用途に合わせた厚みに積層(カード機の台数の増減で調整)します。積層した綿を綿しめ機でしめた後、ロール状に巻き取ります。

精練漂白工程

綿(晒綿)

巻き取った綿を釜に入れ、脱脂や漂白、水洗いを行います。繊維表面のオイルを取り除き、吸水性を高めます。

乾燥工程

綿(原反)

釜から取り出した綿は、脱水機で水分を抜いた後、ロールを解いて蒸気乾燥機で乾燥します。乾いた綿は再びロール状に巻かれ、それが原反となります。

加工工程

綿(製品)

原反を用途に応じて異なるサイズに切り分け、重量を計り、包装します。