毎日の暮らしに
天然コットンの心地よさを
テイメンは1942年の創業以来、国内でも稀少なコットン(脱脂綿)メーカーとして、綿の原料から製品までを一貫して生産しています。 岡山県倉敷市連島に位置する工場の近くには、岡山県三大河川の一つである高梁川があり、コットンの製造に欠かせない水は、その豊かな水源を利用しています。 この周辺は備中地域と呼ばれ、古くから綿花の栽培が盛んで、明治時代には多くの紡績工場が誕生し、繊維のまちとして発展しました。 時代の流れに伴い繊維産業が変化していく中でも、テイメンは倉敷の歴史と伝統を受け継ぎながら、人々の暮らしを支えるコットンを作り続けています。
“わた”で地球環境と
人の暮らしを豊かにする
コットンの原料である綿花は、一年生の植物ですので、世界中の綿花畑で大量の二酸化炭素を吸収し、きれいな酸素を生み出しています。 また再利用が可能で廃棄しても環境への影響が少ないことから「地球に優しい繊維」として注目されるなか、当社ではオーガニック栽培された綿花を製品に取り入れることで、環境負荷軽減に取り組んでいます。 また、工場は水資源を大切にし、地下水の活用と自社の廃水処理施設による浄化を通じて環境負荷を最小限に抑えています。
「繊維のまち」の歴史と魅力を
コットンで紡ぐ
約400年前まで、現在の倉敷市の平野部一帯は「吉備の穴海(きびのあなうみ)」と呼ばれる海域でした。 江戸時代からの干拓により海は陸地に変わり、そこで塩分に強い綿やイ草などの作物が栽培されました。 これらの作物を原料として、倉敷の繊維産業が発展し、現在では製品出荷額日本一の「繊維のまち」となりました。 テイメンは倉敷市連島に工場を構え、コットンの生産を続けています。 倉敷を訪れ、美しい町並みを散策し繊維製品に触れると、倉敷の歴史文化とその魅力を体感することができます。